会社として良いことと
人として良いことどっちを取りますか?
会社員として働いていると
葛藤が起きる場面があります。
ある会社で働いている社員の人と話しました。
お客さんとの契約で
分割で支払いたいということになったそうです。
その会社は
クレジットカードが使えません。
分割で払いたい場合は、その会社の割賦組んでもらう必要があります。
でも、
その割賦の手数料は法律ギリギリの高金利。
銀行で借りたほうが
金利は安いわけです。
会社員として
会社の言う通り
高金利の自社の割賦をお客さんに組んでもらうのか。
お客さんのために
銀行などで借りる方が金利は安いと言うことを
ひとつの選択肢として
提案するのか。
この話を聞いて
難しいなと思いました。
なぜなら
会社員として働く以上、会社の言う通りにするのが筋かもしれません。
じゃなければ辞めて自分でやれば良いんですから。
自分でお金を出して自分の好きなようにすれば良い。
ですよね。
それは勤めている会社も同じことで、
社長がお金を出してやっているので
社長の好きなようにやっていいわけです。
その上で正しくないことをして潰れても、
それは社長の責任です。
でも人としてはどうなのかなと。
より良い選択肢があるのに提案しないのは
騙していることにならないかと。
三方良しという言葉があります。
買い手よし
売り手よし
世間よし
この三方がよしとすることが
良い商売だと言うことです。
例えば
売り手の自分だけが良いと
お客さんを騙すようなことにつながるので
信頼が損なわれて長続きしません。
買い手だけが良いと
自分が儲からなかったりして
生活できないということになりかねません。
買い手も売り手も良いけど
社会に貢献できないようなことは淘汰されます。
今で言えば
二酸化炭素をバンバン出して製品を作るようなことは
世界的に見て淘汰される方向に進んでいます。
先程のことを
この三方よしに当てはめて考えると
売り手の会社は良いけど
買い手はどうなんだって話になってきます。
買い手は、銀行で借りる方法を思いつかなけば
高い金利を払うことになります。
選択肢を知った上で
その会社の割賦を使うのなら問題ないと思いますが
売り手としては自社の割賦を使って欲しいということになります。
なので、銀行などで借りる選択肢は提案するなと言われます。
売り手の一員である会社員は
会社の言う通りにして
高い金利の割賦を案内していくのか。
人として、
三方よしの理念をもとに考えると
会社は間違っている。
なので買い手のために銀行で借りる選択肢を提示をするべき、なのか。
いやぁ、難しい。
よくわからん。