こんにちは。
Hitoshiです。
私は、人力車を引く仕事もしています。
今回は人力車の魅力と車夫の選び方について書いてみようと思います。
ちなみになんですが、人力車をひく人を、車夫と呼びます。
人力車の魅力・1.乗り心地
人力車の特質すべきところは、なんと言っても乗り心地です。
それは、他にはない乗り心地。
車とも違いますし、船でもないし、飛行機とも違います。
おそらく乗ったことないですが、馬とも違うでしょう。
人力車にしかないその乗り心地は、説明が難しく、乗ればわかる。と言いたいところですが、
強いて言うなれば。
「ふわふわとして…」
いや、伝わらないな。笑
しかし、これが最高なんです。
私もよく片付けの時に車庫まで乗せてもらいますが、
その度に、この乗り心地をおおくの人に体験してもらいたいなあと思うんです。
人力車の魅力・2.ガイド
人力車は、観光名所を走ってまわるだけでは、ありません。
(なかにはまったく走らずサボる車夫もいますが)
ガイドがつきます。
- 浅草寺やまわりのお寺、神社などの歴史のお話。
- 演芸ホールやジブリのワンシーンで使われたと噂のところ、花やしきなどの説明。
- 美味しいお店、名店の紹介。
途中モノマネをしたり、
笑いアリ、涙アリ。涙は…ないな(笑)ガイドしていきます。
こういったところを知ることで、
より浅草が歩きやすくなって、より浅草を楽しむことができるでしょう。
人力車の魅力・3.記念撮影
スカイツリーが根元から、きれいに見えるポイントや
演芸ホールなどの浅草らしいところで
写真を撮ります。
人力車が入った写真は、浅草観光の思い出になりますね。
年賀状に使いたいと言ってくださる方もいたりするぐらい良い絵になるんです。
写真は、目に見える思い出として残っていくので、
あとで見た時に、よりその時のことを思い出すことができますよね。
どの車夫がいいの?
人力車の楽しさは、やはり車夫によります。
しかし、正直に言うと、
どんな人がいいのかは、実際に乗ってみるまでわかりません。笑
相性もあります。事前にネットで調べるか、雷門前に行きましょう。
そこに車夫はたくさんいます。
ネットで調べて、直感でピンとくる人だったり、
雷門前で営業してきた人の感じの良さ、で決めましょう。
服がカッコよく着れている人を見るのもポイントと思う人もいるかもしれませんが、
格好だけの人もいるので、そこだけを見るのは注意です。
少数ですが、営業がしつこい車夫も存在してしまっています。
その人は、避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、しつこいということは、お客さんの反応を見て取れないということです。
そんな車夫は、お客さんに合わせた対応ができないので、おもしろい案内はできないでしょう。
反応を見て取っているのにしつこいという場合は、自分の売り上げしか考えておらず、むやみに高いコースを勧めてきて別におもしろくないところを周られる可能性があります。
少し悩んだときに「しつこいなー押し売りしてくるなー」って思ったら、
やめたほうが良いかもしれません。
「考えます」と言って、
まわりを1度よく見渡し、良さそうな人に声をかけたほうがいいでしょう。
話を聞いたのに車夫がかわいそうな気がするかもしれませんが、
お客さんにこの人が良さそうだ。と思われなかったのは、その車夫の課題です。
(ちなみに、あとでにしようとして、戻ってくると目当ての車夫が案内中で雷門前にいないことがあります。あとでにしたい時は、名刺などをもらっておきましょう。)
なので、車夫の選び方としては、
営業のしつこい車夫を避けること。
車夫をよく見て、話を聞き、そして、ピンとくる人。
良さそうに感じなかったら、感じるまで他の車夫のところに行き、
納得できる人を見つけること。
これが良い選び方だと思います。
実際そういう風にして選んでいる人もいます。
そうして、
あなたが選んだ車夫は、あなたのその気持ちに応えたいと思いますし、
あなたの他を断ってしまったという気分を払拭させてくれるほど楽しませてくれることでしょう。
まとめ
人力車は、一生のうちに多くても数回しか乗りません。
何回も乗るとしても、その日1日の浅草の表情は、その日にしか味わえません。
多くの人は1度乗るかどうかです。
その体験を充分に楽しいものにして帰って欲しいと私は車夫として思ってます。
人力車の体験は、
「今まで見えなかった、聞いたことのなかった、感じたことのなかった」
浅草の楽しさを教えてくれることを私は知っています。